グラッシュビスタ®は2014年3月に厚生労働省によって製造販売が承認され、同年9月から使用できるようになりました。
2015年12月の時点で、「グラッシュビスタ®外用液剤 0.03%5mL」は国内初・唯一*の睫毛貧毛症治療薬(まつ毛貧毛症治療薬)として製造販売承認を受けた製品であり、主要成分であるビマトプロスト(Prostaglandin F2α誘導体)の作用により、まつ毛が不十分であったり、不足している患者さんのまつ毛の「長さ」、「太さ」、「濃さ」を改善することが臨床試験で認められています。
使用方法
- グラッシュビスタ®は夜、メイクを落とし洗顔を済ませて清潔な状態にしてから使用します。
コンタクトレンズは外してください。再装着は、本剤塗布15分以上経過後に行ってください。
まぶたに塗布したり、直接眼に点眼しないでください。
- ブラシを容器から取り出します。ブラシの毛先には触らないようにしてください(必ず専用のブラシをお使いください)。
ブラシを水平に持ち、ブラシの毛先部分にグラッシュビスタ®を1滴落とし、染み込ませます。
- 滴下後直ぐに、ブラシを使って、上まつ毛の生え際の部分を、目頭から目尻の方向へ丁寧に塗ります。下まつ毛には塗らないでください。
塗る時には、液が目の中に入らないように、下まぶたにつかないように気をつけてください。
塗布回数を増やしてもまつ毛の成長は促進されないので、1日1回を超えて塗布しないでください。
- 液が上まつ毛の生え際以外についた場合は、コットンやティッシュなどですぐに薬液をふき取るか、洗い流してください。
- 片方のまつ毛を塗り終えたら、その都度使用したブラシは捨てて、再使用しないでください。
睫毛のことは眼の専門家へ
当院では2週間毎に診察にいらしていただいて医師のカウンセリングを受けていただきます。
その際に眼科で使用している眼の顕微鏡を使い、まつげの状態を確認します。
万が一、睫毛や目の周りに何かあった場合もすぐに眼の専門家である眼科医に相談、治療ができます。
副作用について
- メラニンの増加によりまぶたが黒ずむことがあります。また、目の周りが多毛になったりすることもあります。
これらは、塗布を中止すると元にもどる可能性があります。
これらの副作用を防いだり、軽減したりするため、塗布後は目の周りについた薬をよくふき取るか、洗顔してください。
- まぶたのかゆみ、目がしみる、目のかゆみ、目の痛みなどの症状があらわれることがあります。
当院での実績
使用前右眼
使用前左眼
1ヶ月後右眼
1ヶ月後左眼
6ヶ月後右眼
6ヶ月後左眼